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kimuramikera

旅の栞12枚目~既出の作品、原点の作品~

こんばんは、▲ Auvent Voyage▲の木村ミケラです(*^^*)


皆様、ご無事でいらっしゃいますか?木村はあわや避難勧告というところで、通りが一時冠水した時にはいよいよか、とも思いましたが、近くの河川も、水路のポンプも、なんとか頑張ってくれました。


何でもない日常のありがたさを噛み締めながら、生きている今日です。


亡くなられた方のご冥福と、被災された方の一日も早い日常への復興をお祈りいたします。



今日は、私の「若草物語」の原点となった作品のお話を少しさせて頂きます。長文になってしまいましたが(苦笑)


私が「若草物語」を初めて知ったのは、アニメ「愛の若草物語」でした。 世界名作の大好きなシリーズのひとつで、あ、もちろん「ナンとジョー先生」も好きです✨今回「若草物語」をやることにしてから、今まで一度も映像を見ることはしませんでした。 描きたいことや、やりたい方向は固まりつつありますが、 最初にであった作品と言うのは、頭のなかに色濃く残っているもので、その作品に引っ張られることを恐れた部分もありました。 しかし顔合わせも終わり、久しぶりにアニメーションを見てみることにしてみました。


原作にはない設定、時代背景、作品へのこだわり。 改めて見てみてあのアニメを作ることに決めた方の作品への思いが溢れてくるようでした。 今回私が演じます、家政婦の「ハンナ」という役は、原作にも登場しますが、非常に解釈の自由なキャラクターとなっています。 母親と同じ世代で、描かれている作品もあれば、おばあさんの作品もあり、この「愛の若草物語」では、「黒人」のキャラクターで登場します。もちろん、原作のどこにも黒人であったという記載はありません。 作者のルイザ・メイ・オルコットは、非常にアフリカ系アメリカ人に親しみを持っていた方で、彼女のお父さんは、南北戦争が始まる前から、黒人の奴隷解放に動き出していた人でした。今で言うような活動家ではありませんが、自分なりのはっきりとした思想を持ち、熱心な清教徒で、いつも自分のことよりも、誰かの幸せを願っているような人でした。 そんな父の影響を色濃く受けていたルイザも、アフリカ系アメリカ人に小さい頃から親しみを持っていました。

作品としての若草物語ではあまり語られることのない、裏側に流れている戦争という部分に着目したアニメ「愛の若草物語」。その前半では、南部から逃げてくる黒人の若者をかくまうというオリジナルのストーリーがあります。ベスが人質に取られたり、南部の軍人に家に押し入られたりと、命の危険を感じるような手に汗握る展開もあり、その緊張感が、南北戦争の最中の話なのだと言うことを視聴者に焼き付けていきます。オリジナルのストーリーではありますが、そこには製作者の描きたかった作品の真実があるなあと、私は思いました。 私が今回「若草物語」を通して描きたい世界も、作品から流れてくるさまざまな空気感を存分にまとわせていきたいと思っています。 その空気の中のひとつに、「愛の若草物語」から受け取った思いがひとつ乗っかるのも、その熱い心を受け取った証となるのではないかと思います。現出の作品たちを製作された方の思いを一つ一つ自分のなかに溜め込みながら、その中でも、一つ強く光る私のテーマを見つめていきたいと思います。 皆様「愛の若草物語」機会があったら是非見てみてください✨✨✨✨ そして▲Auvent Voyage▲の「若草物語」も、是非見に来てください✨✨✨✨



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