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旅の栞~24枚目~マーチ家の父~

こんばんは、AuventVoyageの木村ミケラです😌

昨日は衣裳合わせに加えまして、今回マーチ家のお父様を演じて頂きます、劇団昴に所属されています、宮本充さんの声の収録をさせて頂きました。


お忙しい中、「若草物語」のためにお時間を作って頂き、本当に感謝です。

今回お父様の舞台上での出し方を、やむを得ず、この形に内容を変更し、誰に演じてもらいたいか考えたとき、真っ先に宮本さんが浮かびました。それから、小心者なので他の先輩方に助言や勇気をもらい、思いきってオファーをさせて頂きましたところ、宮本さんは快く引き受けてくださいました。本当に感謝しかありません😌✨✨✨✨



マーチ家のお父様は、作者ルイザ・メイ・オルコットの実のお父様がモデルとなっています

敬虔なピューリタンの牧師として、一家を導き、たとえ人に騙されることがあったとしても、人のために尽くすことを諦めない方でした。

四姉妹やお母様もそうですが、オルコット自身の体験や経験が色濃く物語の中に反映されているからこそ、キャラクター一人一人が個性的で魅力的に描かれています。

魅力的なキャラクターというのは人間らしいということだと思います。良い部分と、そしてもちろん、悪い部分、強い部分と弱い部分をあわせ持ち、それを惜しみ無く物語の中で発揮する。

私は宮本さんの演じるお父様の声を聞きながら、遠い地にて、何を思いながら、お父様はこの言葉を思い浮かべているのだろうかと、フォスターの曲を片耳に聞きながら、アメリカの広大な麦畑や、プランテーションをバックにたたずむお父様を想像します。

時代は南北戦争の最中。

黒人の奴隷制度廃止を訴え、激しい戦いの中で聖書を片手に娘たちのことを思っていたのだろうか。言葉の奥に宿る寂しさを宮本さんの声のうちに拾い上げる、木村です。

木村ミケラ

AuventVoyage

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